有名なミュージカル映画だとは知っていたので、一度通してみようと、腰を据えたのだが、ジーンケリーという人は主演もして、監督もしている。きっと欲張りか、自信に満ち溢れた性格なのだろう!
Singing in the rain! は、誰でも知っている歌だね。1952年といえば、ちょっと大昔。
だから、何でもかんでも古臭いんですね。仕方ありません。でもあれは、その当時の流行の先端だったはずです。
踊りはタップダンスが主ですし、着ているドレスは、いまとは違う。当たり前だけど。
トーキーに変わる時の映画界のドタバタが描かれている。
今まで主役だった女優が、へんてこりんな声の持ち主で、トーキーでは使い物にならない。そこで声だけのピンチヒッターの女優が綺麗な声で歌も歌う。でも特別変すぎるというわけではないのに、若い綺麗な女にちゃんに主役の座を奪われそうになる。
このかわい子ちゃんが、昔のファッションで踊ったりで、ちょっとまってと。
sigininng in the rain も今から見ると、テンポがイマイチ。ダンスも普通だった。ストーリーも特別コレと言ったものはない。
なんでこの映画が名作といわれているのか、よくわからない。
ジャージャーと降る雨もなぜか、私には気に入らない。
最後のシーンで、女が白いウェディングドレスのようなドレスで踊る場面があるが、コレは美しい場面で、感心したが、風で、長い長い長いヴェールがなびく様はすごい。
ただ、このダンサーは誰かなーっと。
ジーンケリーは、この映画や、パリのアメリカ人などで、一躍有名になったのだが、もう少し、踊りにキレがほしいかもと思った。「パリのアメリカ人」も、題名は良いのに、内容は、モリアガリがなかったように思うんだけど。