イギリスの古い歴史を持った家が出てくる。その家に行くには、木々に囲まれた長い道を辿らなければ着かないのだった。
その道を一人の若い医師が、車を走らせるている。美しい景色だ!美しい緑の木々!
つまりはイギリスのこの麗しの風景を撮るために作られた映画なのではないかと思える。
医師は、若くてハンサムな男性モデルのような風貌とスタイルである。
見ているだけで、「ふーむ」となる。
だがこの映画 内容はほぼカスである。
だいたい医者がこんなにハンサムってありえんだろよ。まあ、稀にはあることだが。
この男は子供の時から、このお屋敷に強い憧れを持っていて、大人になってからもお屋敷が栄えていた頃のことを良く覚えていた。大きなパーティーが催されたときのことも。
少年ははこのお屋敷が欲しかった。このお屋敷の主となりたかった。母は、この家のメイドとして働いていたのだ。
邪魔者を次々と殺してゆく医師。怖くない。何がポルターガイストだ。
少年の心が乗り移った若き医師は、とうとう正体を見破られてしまうのだが、
古いお屋敷の豪奢であった生活の片鱗があちこちに残る重厚な様子は、圧倒感があるかも。
ただ監督が、こんなのが好きだという映画だと思う。