スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

アメイジング  ジャーニー       (THE SHACK) 2017年

shack というのはcabin,というほどの意味で、小屋である。

主人公のマック(マッケンジー)は、家族のキャンプで、末娘を誘拐で失ってしまった。

だが、血のついた服が残された粗末な小屋に死体はなかった。

目を離した隙の出来事であったが、子供二人が、湖でボートを漕ぎ、長女のケイトが、ふざけてボートの上で立ち上がって転覆したせいであった。マックが目を離した(救助のために)あいだの小児誘拐で

あった。

 

家の中心であった父親マックは、

実は、過去において重大な殺人を行っていた人間である。アル中の父親を13歳の時に毒殺したのだ。

なのに、なんのおとがめもなく、結婚して今に至っている。この経過が不思議である。少年だったとはいえ、警察は何をしていたのかなあ。何故、マックは捕まらなかったんだろう。

不思議な映画であることよ。

 

もう一度娘の殺された小屋に行ってみようと思い立ったマックであった。ところがその道の途中大きなトラックと衝突してしまい事故になってしまった。

ところが気がつくと天国のような美しい場所にいてまたきれいな小屋が現れた。そこには神様とキリストと精霊とが住んでいた。

そこで暮らして良いと言われる。なくなった娘は天国で最も幸せに暮らしていることを知る

数々の奇跡を見て、また死んだ我が子を見て、また本当の犯人の足取りを見てマックはすべて許そうと決心するのであった。殺した父親が出てきて、お互いに過去の罪を拭いあい許し会うことになった。

もうこれで思い残す事は無い。無事に地上へとたどり着いた。ところがそこは病院であり、マックは事故で意識がなくなりこの病院に運ばれていたのだった。

気がつくと妻と子供2人が自分のそばにいた。

マックは話したいことが山ほどあった。神にあったこと、そして亡くなって娘にあったことなど矢継ぎ早に話そうとしたが皆がいちどには理解できなかったのである。

 

最後に1番大切な事は、

ボートの上でふざけたケートが1番心を痛めていたと言うことである。

マックは優しく静かにケートに語りかける。「過去のことはもう忘れよう。そしてお父さんのことも許してほしい。」と話しかけたのである。「妹が死んだのはお前のせいではない。妹もお前のことをとっくに許しているのだ。2人で努力したしながら頑張って生きていこう」と語りかけた。

 

出てくる神もまたイエスキリストも精霊も普通の人間のようであった。

ただ神はキリストは常にあなたと共にある。

そのようなメッセージが常に発信されていいるのだった。キリストの手にある釘の穴は、神の手にも付いていた。神は小太りの黒人の中年女性で、キリストは、普通の中東っぽい男、こりゃあまいったなあ。

面白いというより、教訓ばかりで、自分が罪人になったような気さえした。

 

アメイジング・ジャーニー ~神の小屋より~(吹替版)