スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

キングコング   ナオミ ワッツ主演    ピータージャクソン監督  2005年

この監督、ロードオブザリングの監督だそうだ。ついにリングは見なかったなあ。あれはよく分からない映画だったから。

その監督の念願が、1933年のキングコングのリメイクであった。ひくくながれる音楽は良かった。エイドリアン アンブロディが、ナオミの恋人役で出ていた。戦場のピアノ弾きの男だ。相変わらず細くてヨレヨレで、演技に熱意のない変わった俳優だ。

 

航路を間違えた船は、霧の中で変な島に着いてしまう。恐ろしい動物が棲む島の様子が、なかなかグロく、キツかった。「骸骨島」という。

なんであそこまで、プリミティブなものになったのか。監督の好みであろうか。

出てくるのは、肉食恐竜、巨大ムカデ、コウモリ、巨大トカゲ、気持ちの悪い大きな虫たちである。

人間もいて、人食い人種のような恐ろしい人間が襲いかかる。

この人々に恐れられているのはキングコングという、巨大ゴリラであった。

このゴリラに、ナオミを生け贄として差し出すと、キングコングが現れて、女をさらっていく。

 

ナオミを取り戻そうとする人間たちをコングは許さない!

 

生死もかえりみず、骸骨島のジャングルを走ってゆく男たちは、とうとうキングコングを仕留める。

ニューヨークのブロードウェイで、見せ物にして大金を設けるつもりであった。

が、キングコングは、都会の街に逃げてしまう。

女と高いタワーに上がって撃たれて死んでしまう。

コングは女には、最後まで紳士的にふるまうのだった。

 

ジャングルのサバイバル映画であり、野獣に対して、知性を持つ人間のずるさが際立つストーリー。

 

キングコングのCGの表情が、かえって辛く感じるものになった。表情を作り過ぎると、見ているのが困る。

 

しかしナオミワッツの美しさ、体操選手並みの体力、が、すごい。

 

ただのストーリー(虚構)とわかっていても、何か差し迫ってくる気持ちがとまらないキングコングであった。

 

キングコング:髑髏島の巨神(字幕版)

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  • 発売日: 2017/06/28
  • メディア: Prime Video