スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

死神の精度  2007年   金城武  小西真奈美

雨の降る日に、現れる死神の金城は、この人と狙いをつけたらそいつを死に追いやる役の天上の悪魔?であった。

ただ、よく躊躇してしまい死を遂行出来ない事がある優しいヤツだった。

孤独な女の小西は都会で一人暮らしだが、両親も婚約者も皆死んでしまったのだった。

小西といえば、朝ドラの半分青いで、全身緑色のコーディネートで、現れた緑女の役の人だ。この女の持っているものは全てが緑色という役柄であった。キュートな爽やかさが売りかな。

死神はこの女を狙った。小西は、仕事上でもいろいろ苦労の連続であった。

だが、ある日、レコード会社のプロデューサーに気に入られ、な、なんと、レコードを出したのだった。

やることをやり遂げた時、人は死ぬというのが死神のモットーだった。

 

それから数十年経って、再び小西の前にあらわれた死神の金城であった。

小西はおばあさんになっていて、1人で美容院をやっていた。

役が変わって富司純子が上品なおばあさんで出てきた。女優は後姿も乱れていてはいけないのだろう。

後姿で歩くところが映される。恥ずかしくないのかな。

おばあさんは一人息子と縁を切っていた。なぜなら、愛した人が、皆死んで行ったという実績?があるからだ。だから一人ぼっちで、暮らしてきたのだ。

だが、ある日、息子の子供が、散髪にやってくる。

孫とは知らずに、髪を切るおばあさん。

さあ、命をもらうぞと、いうところだったが、死神は、初めて晴れた青い空を見て、美しいと思うのだった。

 

途中まで、結構もたついた映画であったが、最後は、スッキリと仕上げて、うまくいった、うまくいった。