スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

女総料理長の極上フレンチ  極上スペシャリテを求めて   樋口宏江

NHK 仕事の流儀」なんか伊勢志摩のサミットの時、世界のトップが食べた料理を作った人だ。

めっちゃ忙しい二児の母でもある。

その忙しさは、目が回るほどだ。

アワビを看板メニューにしていたのだが、アワビが、激減し、スペシャリテをエビフライに変えることにした樋口。ココット鍋のようなものに、低温蒸しのアワビが並ぶと、本当に高そうな一品である。

それを食べるのは、お金を持ってる一般人。素人のそこらの人が食べるなんて少し勿体無いね。

 

海老フライの試食会では、ホテルオーナー、お客様接客長、天皇の料理に携わっていた人などなどだ。

エビフライは、アワビほどのインパクトがないと却下されたが、なお、アイデアをしぼって、工夫しようとする彼女であった。

帰宅は午前0時すぎる。子供達と一緒にいたいと言う彼女は、午後5時に仕事場を抜けると、必ず、自宅で子供たちの夕ご飯をつくっておくのだった。ただその距離を急いで車を走らせるのでも結構体力使いますよ。大丈夫なんでしょうか。本当は、仕事のことばかりやっていたいというのが本音ではないかと思うが。両天秤でやって行くしかないと、覚悟を決めているような顔だった。

料理においては完璧を求めてやまぬ人が、家庭の子育てでは、完璧にできない、そのジレンマがあるが、顔には出さない人だ。

やはりシェフの仕事というのは、厳しく、弱音を吐くことのできない時間との戦いであった。

こんな仕事っていつまで続くの?

不安はないのだろうか。女の身で、やはりキツくはないだろうか?

休みの日も、農家に出向いて、自分で、野菜果物の、味見をしてレシピを考えて行くらしい。

アワビも、素手で、綺麗に砂を洗いこむ。

 

ただ、この人は、わたしが常々いっているように、包丁の上に人差し指を添えていた。

まあ コレがホンモノってことだろう。

 

しかもホテルでは,カフェ 、フレンチほか色々な部門のトップを務めている。

コレはどういうことであろう。

おしゃれなセンスが求められる。

フレンチでは、大きな伊勢海老が、伊勢海老よりおいしい味に変化して皿に乗ってくる。

f:id:dekochanya:20191024080850j:image  エビも低温調理を極めて、肉質が風味豊かに柔らかい。

 

ただこの樋口の伊勢海老の様子は少し、コッテリし過ぎているような気がする。

伊勢海老だけでも、派手なんだからね。

スペシャリテのエビフライも、衣がこってりし過ぎて、日本人好みじゃない。

 

ベシャメルソース、サミット2、などという言葉が、飛び交う。厨房には部下が何人もいる。

 

 

すごい先代の高橋シェフに師事し、鍛えられて来た樋口。

 

 

高橋も、樋口もどっかの、料理家とは、やっぱ違うんじゃねえの?

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