今お気に入りのドラマです。
見事な牡丹の花の咲き乱れるエントランス。石原は、コメディーに向かって走っている。これがはまり役なのか。
中途半端で、はちゃめちゃで、自分勝手な食いしん坊で、飲み助の女のレストランオーナーである。
そもそも自分のために、店を作ったという。
この石原オーナーの中途半端さのバランスが、とてもうまく取れていて、あとはクッション役の志尊淳や岸部四郎といったところで、全体的に変わった味のお菓子を食べているような感じである。
まあ、もともとフレンチレストランなんだからね。
しかし、石原の、眉間やコメカミに筋を立てた喋り方も面白いといえば、おもしろいのである。
根性あるわ、この子。
レストランの厨房の様子もシェフを中心によく回っていて、でも、嫌味がなくて、食べ過ぎない綺麗なフランス料理を見て、満腹にはならずに丁度いい。
レストランの話ならばやはり厨房も出て来て当然。しかし、うまく作られていて、出過ぎず、不足なく
これも、合格である。
やってくるお客も、ほぼ変人奇人になりかけの人たちばかりだ。
つまりリラックスしているお客が多くいるのである。
レストランの基本は、そこも大切な部分だろうて。
しゃちほこばって食べたり、他のお客に、気を使ってしまうようなお店では、つまらない。
料理も美味しくない。
ついでに、ウェイター長の福士蒼汰が、心理演技していて、とてもうまいので、舌を巻いた。
彼はこのドラマで大きく成長したのでは?