真矢みき 佐々木蔵之介 他、いろんな人が結構出ていて、出演者は、まあバッチリだ。
武井咲が、冷たいクールな解剖医になって、的確な解剖で、事件を解決に導く。
周囲の俳優たちはオトボケの人とかが多い中、武井は、あくまでもクールで、顔色一つ変えずに、死んだ人々をズバズバと解剖して、やめられない。
なぜなら彼女には、秘密があって、死亡した本当の原因を探る訳があったのだ。
彼女の母親は、不詳の死をしたのであった。
そして、武井は、赤ん坊に時に、捨てられたのだった。孤児院で育てられ、大きくなって、医学を目指し、医者になったのだ。
母親もとても優秀な医学生であり、将来有望とされていた。だが、女として、男にゾッコンになり、妊娠し、武井を生んで、捨て去った。
その後10数年経って、母と子は再会を果たすために、待ち合わせるが、その日に、母は病院から身を投げて死んでしまう。事故、自殺、他殺といろいろ考えられた。
あまりのことに、武井はもう笑えなくなっていた。初めて会えるという日に、母親は死んでしまい、永遠にもう会えないのだった。
母親はなぜ死んだのか。不詳の死とはなんだったのかということにとらわれて、死体を見ると、つい、トコトン解剖してしまうのだった。
その原因を追求する熱意に周囲も驚き、誰もなにも言えないのだった。
最終章では、投身自殺だとわかり、武井は、自分は捨てられたのだと再び、理解する。
母は、なぜか淫乱な性を持ち、男に狂う女であったのだった。
それは悲しく、たまらない辛い真実であった。
だが、武井は気丈にもそれを受け入れる。
私ならいや、誰にとっても受け入れられないことだ。吐き気を催す狂気であるからだ。
こんなお話ってあるだろうか。たまに、そんなこともあるだろうが、毒母である事には違いない。
こんな話を作るテレビ局も、おかしなものだ。
武井の美しさに視聴率も上がったはずだ。