スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

こぽこぽ珈琲 2017年

有名人31人が、コーヒーについてのうんちくを話すエッセー集だ。

コーヒーは繊細で、かつ、ちから強い食品であるから、どんな人がどういう風に書いているのかも興味があった。ほとんどが作家や芸術関係者であった。名前を聞けば、ああ、聞いたことがあると言った面々だ。

 ワテが、一番上手に書いてるなあ、と思ったのは、井上ひさし氏のものであった。

まず題名が、くっきりはっきりとしていた。「喫茶店学、キサテノロジー」とは、おもしろい題名だよね。「ブラウン監獄の四季」河出書房からの抜粋らしいで。

 

いくら頑張っても、美味しいコーヒーが作れない人。お豆さんや器具を幾度と買い替えたりと苦労をしておられる。

いやー以前のわてと同じだすね。

 

確かに、コーヒーはうまいが、店の雰囲気がいまいちとか、色々あるんだなあ。

どこの店のコーヒーもほぼ均一化された昨今を嘆く人物もいる。

 

 

ただこのエッセイは、故人が多くいて、コーヒー代が30円とか、いつの話なのかと首をかしげることが多い。しかし、そのコーヒーへの情熱は現代にも通じるだろう。

 

海外のコーヒー、珈琲店カリブ海とかウィンナコーヒーとかが出てくるエッセーはわてはちょっと苦手だ。

 

くっきりとしたクリームの泡がコーヒーに乗ってくるウィンナーコーヒーを現場で飲むとどうなるか。

飲んだことのない味がするのかな。

わてはそんなものに憧れはないからパスだ。

 

やたらに横文字のコーヒーかぶれにも困ったものじゃね。