スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

本 「トラウマ返し 」 子供が親に心の傷を返しに来るとき 著者 小野修

 子供の頃に親から愛されない場合、子供はうまく成長できず、思春期などに、突然悪い手に負えない子に変貌する。

中年になってから、うつ病となって出てくる場合は、子供の時から母親のいう通りに、エリート街道を進んできた人とかに多い。母親の判断で動く癖がついていて、出社拒否となって現れる。

まだ子供の頃に出たほうが 治りやすくもある。

 

♯子供の成長は、やはり母親の愛情を十分に受けることである。愛情が栄養になり、健全に育って行けるのだ。♯

 

 

忙しい親、時間のない親、家族問題、金銭問題などで悩んでいるうちに、子供はスルーして大きくなり、親の手の届かない様に、シャットアウトしたり、リストカットしたり、暴力に及ぶのだ。

 

もうこれは、防ぎようのない問題の様だ。

生活の全てを一気に片付けることは不可能に近い。母親の負担は大きすぎる。

父親が精神的に支えていくときにのみ、子育ては成功するだろう。

だが世の父親にあっては、ほとんどがバカばかりときている。

利発で、家族のことを考えている父親は、ほぼいないだろう。

からして問題はいつまでも、解決できないでいる。

 

子供は親に向かって、過去に受けた傷を説明するのだ。

これをよく聞いてやることだ。何時間も話し続ける子が多いだろうが、これをきいてやってほしい。

彼らは生き直そうと本当は思っている。

親はどこまでも子供のために心を砕いてやるべきだ。

色々あるだろうが、過保護な親になりきってでも、子供を愛情の温もりで温めてやって欲しい。

それもできないのなら、親として、失格ではないだろうか。

一人ぼっちで味方のいなくなった子供の援軍は親しかいないだろう?

 

エスの箱舟の教祖、千石は、とても母親に可愛がられたのだが、ある日、「それは親のエゴである。」

と言い切って、新しい宗教団体を立ち上げた。

 

親の厚い恩も忘れたこの所業に、彼の母親はどう思った事だろうか。もう既に亡くなっていたのかな。

それでも母親は彼を悪意でなく、愛で持って迎えたと思うのだ。

 

千石剛賢こと、千石イエスのことはのちほどに。

 

愛情が伝わらないと、伝えるのがが下手だったためという事もあるが、、子供がめちゃくちゃになってしまうという事だ。

聞き分けもよく手のかからない子供は特に危険だと言われている。

 

実は私本人も、これを体験した一人だ。

母のことは、気の毒であるが、良い娘ではなかった。いつも母親の愛に飢えていた。

いくら飲んでも乾きの止まらない症状とは辛いものだ。

 

 

トラウマ返し―子どもが親に心の傷を返しに来るとき

トラウマ返し―子どもが親に心の傷を返しに来るとき

 
毒になる親 一生苦しむ子供 (講談社+α文庫)

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