菅田将暉の勢いは止まらない、といったような映画であるが、ストーリーもクリアーであり、菅田の脇を固める配役陣もうまくできていて、ストーリー以上におもしろいものとなったといえる。
これはやはり監督の手腕であろう。
主役の帝一は 本来はピアノが大好きで、喧嘩はまるでダメなお坊ちゃんであった。
ピアノでは、賞を総なめにするほどピアノに入れ込んでいて、それはうまかったのだが。
父親の駒のように名門の海帝高校に入り、のちには官僚、総理大臣と夢を抱く若者になっていった。
しかし、その心の底にあるものは誰にも見せない、誰も知らぬことであった。
風変わりな友人たちと この修羅のような闘いを制して生徒会長になることを目論むのだった
なぜなら、この海帝高校の生徒会長は東大へ推薦、その後は、国の官僚へ、そして総理大臣となる道が開けているのだった。
それ故に、壮絶な闘いがそこにはあった。
東郷菊馬、大鷹弾(オオタカダン)、氷室ローランド、森園億人(モリゾノオクト) などが、派閥を作って戦うのだった。
帝一は一年生ながら、既に、誰彼の派閥へと入り、副会長、さらに会長への道を模索していた。
、勝ち目のある奥園について行き、勝利を収めた
帝一には忠実な光明(コウメイ)がいつも付き添っていて、先を読んだ作戦をたてて帝一を助けるのだった。コウメイ(志尊淳)は諸葛孔明の生まれ変わりのように頭脳プレイを好んだ。
最後に、オオタカダン(竹内涼真)と一騎打ちになるのだが、この日とうとう、大鷹が、勝利する。
最後に、帝一は学校でピアノを弾いて、生徒会長になった大鷹を祝した。
ピアノかあ、実は帝一は、ピアノが大好きで 誰にも邪魔されずにピアノを心ゆくまで弾きたいというただ一つの夢、その夢を叶えようと、ひたすらに願ってきたのであった。
帝一はマリオネット(操り人形)という大好きな曲を弾いたのであった。
大げさな表現、この世離れした演出などはさておいて、見られたもんじゃないのに見てしまった。
「半分青い」の主人公の女(永野芽郁)が出ていたが、相変わらず、声も小さく マイナーであった。何であんなに、ほんとばかみたいだよ。
永野芽郁なんて名前も覚えにくい名である。やはり糸電話をしていて、ミミ子という名前、ハア?NHKに肩入れしすぎの監督は、だめじゃ!