スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。映画の感想を書いていきます。(^o^)

ゴルゴダの丘 1935年 仏 ジュリアン デュヴィヴィエ監督

これ何時の映画かと思うほど 昔の映画っていうか、もちろん白黒ですがな。

カッコいいフランスのモデルさんのような俳優さんがやってました。金髪がキレイでした。

エスがピラトのところにやって来た。ものすごい数の群衆が熱狂して走り廻っている。

大きなお祭りに向けて街はにぎわっていた。ユダヤ教の司教らは、どうやってこのイエスをこらしめてやろうかと待ち構えていたのだった。国を動かす騒ぎになっていたのは、イエスユダヤの王と言われていたからだ。何物も持たない王である。国家を揺るがすのはコリンウィルソンが、著書アウトサイダーでいっているように、「アウトサイダーはまず社会問題である。」という言葉が奇しくも合致している。このような社会問題になるのははじめからわかっていたことではないか。イエスは、もう一度、隠遁生活に返って洞穴なんかで静かに暮らしていればよかったのかも。わからないけど、どうしようもなかったのかね。

ハンサムイエスは捕まって鞭打たれ、その後十字架に上げられたのだった。映画の人間的なイエスをその頃の日本人が見てどう感じたのか、外国人が珍しい時代あるからきっと、衝撃はあったであろう。

皆が殺せと叫ぶ中、誰も恨まずに死んでいく。神の元に行った。というべきか。

エスは人間の神秘的な可能性を見せてくれたが、それは別に犯罪では無いだろう。なのに、罪人として判決を下されたのだ。そのスペクタクルな行いは、誰にも真似のできないものだった。

エスの持つ神秘的な行いが、人間ははがまんがならなかったのだ。自分達には不可能な深い精神性に大きく嫉妬した。サルが、ニンゲンにしっとしたかのように。いつの世でも変わりはしないだろう。