ここらでちょいと一休み、というわけで、アフロ髪のおかしな映画観たよ。
まあ、松田翔太が出るんだしと思ってさ、でも案外真面目な話でね。
タイヤみたいな大きなアフロを頭に乗せた青年のちょっとホロ悲しい青春である。
アパートに越してきたのぞみお嬢さんは、アフロのことが好きになるが、なぜかカチコチのアフロは手も繋げないのである。アフロがモジモジ迷っているうちに、そのうちお嬢さんは、別の人を好きになって、アフロを捨ててしまう。
アフロは泣くが、去るものは追わずだ。
そもそもアフロには仲の良い数人の男友達があって、早く恋人を作ろうと話すこと幾たびも幾たびも皆で寄り集まっては女の話ばかり。でも1番モテそうもないバカの男に彼女ができたり、変顔の男にも結婚が決まったりして、アフロはどんどん取り残されていく。
悔しくて心の底では歯ぎしりするのだが、表面にはそんな事は見せない。友達と会う時はいつものように平気な顔をするアフロであった。
スッポコは男に泣かれるほど好きになられた事はないが、男に囲まれてちやほやされる女はきっと、
きっと病気持ちかとおもう。クソー!自分が美人だと思ってるんだ、自分がモテると思ってるんだ。
こんな女に引っかかる男は、でもゴマンといるのだからしっかたないわ。アッタマ悪すぎ。
街頭インタビュウで引っかかるのは美人学生か、頭の悪すぎるサラリーマンばっかりだから…。
でもアフロ田中は負けないぞ。負けるもんかと、土を掴んで立ち上がったんだ。偉いよ、君えらい!
あんな女に捨てられて、きみ良かったすよ。あんな女は捨てるほどいますからね。あなた。
君にはもっと素敵な未来が待っているだろう。
という暗示が感じられる最後であった。