ボルト最後の出場とあって、超満員の会場である。ロンドンはジェントルマンの国と習ってきたが そういったところも ボルトは気に入っていたのだろう。ロンドンを最後の地にしたのであるから。
結果は、なんと、金メダルが、米のガトリンで、銀メダルは 米のコールマンであった。
ボルトは、銅メダルという結果となった。
皆が驚いた事だろう。会場もどよめいた事だろう。
なぜならボルトに銅メダルなんて似合わないので。しかし、この銅メダルは すごく重いメダルであろう。金しかとったことのない男が 銅をとる。できそうでできない。ボルトはいわゆる、キリストの言った様に 「軛を下ろした」のである。この人がどれほどの大きなプレッシャーと戦って来たのかは、我々には知らされていない。
優勝したガトリンは、男泣きしていたな。前の北京オリンピックでは 惜しいところで、ボルトに負けてしまったのに、今度だけは、金メダルを手に入れたのだ。北京オリンピックの死闘は、スッポコは、
ブログにあげていた。負けて、泣いていたが、ボルトにもたれるように小さくなって握手を求めに行った。
今回も また、ボルトにもたれかかり、泣いていた。ボルトは、そんなガトリンをひっしと抱きとめていた。きっと、「ガトリン、さすがや、いやー良かったな。 僕も嬉しいわ。オメレトウ」
てなことでも言ったのかなあ。