スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

お食事に行くと

主人とよくランチに行くのだが、今日は隠れ家的な新しいお店に行ったんだ。つまり大きな古民家を

ちょいとだけリフォームして八畳十畳のへやを食堂にしてある。勿論畳敷であるよ。綺麗な中庭も付いていてヘえーという感じだ。いよいよ料理が出てきたよ。一番高いコースと一番安いランチとをそれぞれとった。うす味でまあまあだね。ただお客の層が変な感じだ。やたら気取ってるんだ。何があったのか知らないけどね。なにか逸物ありそうな連中ばかりで、ときどき耳障りな自慢話も聞こえてくるしで。

まあ隠れ家だし、道からは見えないし、ちょっと自然派志向のかわった料理かな。ただ、何かプロ意識が少しないような気の抜けた感じがするのが難点だ。ウェイトレスも、もっとシャキッと毅然として、客の横柄さをカットするくらいの気構えが欲しい。クネクネと5歳の子供に給仕するママのように見えるのはおかしいよ。

さてその後小腹がすいたように感じたスッポコは、(先ほどのランチは超軽いものであった、然り)町に出て、またまた主人にコブのように付いて行ってスタバに入った。初めて入ったのは、いつも素通りで、たちよる暇がなかったし特に行きたいともおもわなかった。スタバに関する本はよく読んでいたんだ。その商戦とかにきょうみがあってね。今回は、特別に寄って見る運びとなった。

いやココも大変だったわ。まずレジがのんびりと横柄に構え、なかなかすすまない。なにブってんだ。早くしろと思っていたら、列を乱さないでください、と注意を受けた。それでやっと並んでたら

後ろのカップルの方が先に並んでたので、あんた後です、と言われた。何で?まあいいわい。

都会から帰省してる娘から、ママそんな格好で行ったらあかんよ。と服装の注意をされてた事を忘れてたわ。

でも我が娘の格好ときたらホームレスというか、迷彩のセーターなどを何枚も着込んで、なんか被災ボランテイアのようないでたちだった。まあ、芋ですな。ただ美しさは本当は日本一や。能ある鷹は爪を隠すのですよ。皆さん。

 

わざわざ服着替えて行くんかい。めんどくさー。でも見回すと、みんな若者で、お洒落というか、

雑誌に出てきそうな流行のセンタンを行っているセーターや、パンツを着用しているではないか。

それが何か痛々しくてのう。こんな小さな田舎町のコーヒー屋に必死になって洋服選んで、あれこれコーデをして、ここに来てるんだ。いや服がトゲトゲしててのう、新品ぽいのよ。

そいから向かい側のにいちゃんが、イヤフォンしてノートパソコンを叩いていてね、ドヤリングのきわみでして、隣に女子大生みたいのが二、三人並んでて、こっちにガン見したんで、別の席に変わったんだ。人に見られてると、もうコーヒーも飲めなくなるスッポコなんでね。

 

ガラス張りの一番いい席に陣取った若い女子三人はなんか襟がレースのいい服と本人のみはは思っているだろうブラウスを着ていて、どうだ見てくれと言わんばかりで、オーラのお風呂に浸かっているようにうっとりとして、やはりタブレットのようなものを触っていた。くつろいでます、みたいなオーラで満たされたガラス張りの空間で、裸になってもかいましぇーんぐらいのくつぎのポーズをしているのだった。いや驚いたねえ、彼女らは本当に裸のようにもみえました。

こんな田舎でもうやめてくれ。

みんなパジャマで来てくれ。ありのままでー。

 

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