どちらも、小栗旬のイケイケ映画であるが、どちらが面白いかと聞かれても優劣のつかないような
映画であった。観客の心をぎゅっと掴むところがなくただ漠然とシュクシュクと映画のマニュアル通りに進んで行くだけなのである。もう小栗旬もかっこいいんだか悪いんだかよく分からない。
綾野扮する剣の達人えっと誰だっけ、次元じゃあないし、そいつが、味噌汁すすりすぎて着物や袴の上にザアザアこぼしているシーンだけが面白いと思った。
協奏曲は、バカのスッポコには意味不明というか、やっぱバカには分からないような複雑怪奇な人違いの作品で、なぜこんなふうに仕込んだのかはなぞがのこる。一人の男が信長の生きた時代にワープして信長とおもわれて替え玉のような具合になるが、秀吉に命を狙われて殺されそうになる。
本物の信長は、光秀にすり替わって、偽信長の家臣として振る舞うが、日に日に家臣に慕われて人気者になる偽信長におどろきしっとする。しかし、本者は秀吉に八つ裂きにされるほど刺されて死んでしまう。
秀吉は偽信長も許せず自分の天下のためにころそうとするのである。なんか利己的すぎて悲しいなぁ。
柴咲コウがマドンナ役で、なんか漫画のように思えて変であった。小栗旬の相手役にはどんな女優が似合うのか、よくよく考えて、選考してほしい。個性強すぎる女はダメじゃ。おとなしくて色白のタユタユとした源氏物語のような女でないとな。
まあ、この映画は急いで作ったような感じなのである。どちらもスピード感のある映画だからかなあ。
柴咲は今、大河の「井伊直虎」で忙しい。スッポコはこのドラマを毎週みる予定だ。
スッポコの人生に重ねてね。って今昔混合になっちゃうけど。
でも本当にこの大河ドラマうまく進むんでしょうかね。ヨスマミノタ。