スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。映画の感想を書いていきます。(^o^)

陽光桜 2015年 高橋玄 監督

先に本を読んだ。ビデオがレンタルになるまで一年かかった。

原作の通りでよかった。あまり大袈裟に表現するわけでもなく、ノンフィクションぽく進んでいく。

陽光桜は、濃いピンクでとても花付きがよく、みばえのよいさくらである。でもなんとなく、日本人が好む儚さがないために味わいがない。

この桜を作った高岡正明 の人となりも変わっているし、それを支える奥さんも彼の純真な心がけを

大切にするのだった。

「宇宙人」家族たちはそう呼んでいた。

桜の研究のために私財を投じていつも借金までしてしまうのだった。それをちっとも苦にもせず、その尻拭いは皆、家族、特に長男が工面し続けた。

父の無邪気な借金は彼を散々苦しめつづけるのだった。

この事は、ちょっとひどいと思った。パチンコや道楽に使うお金と同じだと思ってしまうスッポコだった。そばで暮らす家族の苦しみと失望はいかばかりかと同情を禁じ得ないのだった。

家族の苦しみを代償として桜は咲いた。美しい桜。

そのようにしてまで高岡は桜を、美しい桜を作り出そうと何十年も苦心して研究にとりくんだ。

大学の先生の協力もあって、難しい道が拓けるきっかけをつかんだ。

彼は大学だろうが、総理大臣だろうが、大統領だろうが相手構わず電話したり電報をだしたりしていた。そして桜の苗木を無償で送り続け、そのかわり世界平和の願いをそれに添えておいたのだった。

戦時中に学校の先生をしていて、生徒を戦争に送り殺してしまった。あの桜の下でもう一度会おうと誓った誓いはなんだっったのか?

高岡はその事が忘れられないのだった。戦後に生まれた我々にとって戦争の恐ろしさなどわからないのである。

スッポコも自分の畑に陽光を植えた。何も知らず、いい名前だなあと思い買ったのだ。大木になるのはいつのことかしら。

ほんのひと時人々を喜ばせる桜。日本人はやっぱり桜🌸がなくては生きてゆけないのかもしれない。

美しさが心の奥まで浸透し、残っているのだろう。

この陽光桜は、暖地でも良く花をつけるので、今後温暖化の進む中、期待される品種である。

三、四年で、美しい花がびっしり咲き濃い桃色である。

ただ、ソメイヨシノより少し早めであり、一般の桜見の時期とはズレがある。

 

陽光桜-YOKO THE CHERRY BLOSSOM- [DVD]

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