スーザンサランドンの中年女が少し若い金髪ロン毛の女と車で逃避行。これ女同士のラブものと見える。ロン毛の女がチャラい男にれいぷされそうになる。それを見つけた女友達のルイーズはピストルで、男を撃ち殺しテルマを助ける。だが殺人者になってしまったルイーズ(サランドン)はメキシコに逃げる計画をとっさに思いつき、テルマを巻き込んで車で逃走してしまった。
警察に追われながら、なんとかテキサス州やオクラホマあたりまで逃げ延びたが金に困り、強盗までする始末であった。
グランドキャニオンのようなところに出て下は崖っぷち。警察は何十台という連隊でやって来て二人を取り囲み、大捕物となってしまった。ヘリコプターも待機している。
そんな中で、二人は手に手を取って、固く握り合い、高い崖へと車を全速力で急発進。 サヨウナラー、というわけだ。
なぜテルマが途中で逃げなかったのかは謎である。またルイーズがなぜ男を性急に殺してしまったのかも謎である。だから銃を自由に持つことができる社会と言うのは怖いということだ。
またテルマがレイプされそうになった時に最後まで服を着ていたのは何故なのかということもある。
胸は最後まで見せなかったにはいかにもけち臭い。監督の女だったのかだ。
ブラッドピットと絡ませていながら、素知らぬ顔の監督は、情けない奴でした。きっと次もテルマを使っての一儲けを計画中だったのだろう。
さて、レイプは犯罪であるが、殺してもよいというわけではないだろう。
二人して最後に死んでしまうのは、あまりに男性目線であり過ぎる。テルマは強盗はしているが殺人まではしていないのに。
女は、こんなことでは、あまり死なないのではないだろうか。自分の過失を認めることは女は得意ではない。どこまでもしぶとく自分を正当化して生き延びる生物だ。これはスッポコ自身のことに限ってだろうか。
パトカーに追い詰められても、開き直って、刑務所に行くだけだ。女とはそんな動物だと思う。
サランドンが出る映画はときどき支離滅裂な終わりが待っている。
刑事さんがショーン ペンにソックリだったが、よく見ると違っていたようだ。なんで?