エルトポとはスペイン語でモグラのことである。主人公の名前ではないよ。さて、トンネルから出てきた障害者達は ゾロゾロと街に出てきた。しかし、街は腐りきっていた。一部の金持ちなどが権力を持って牛耳っていていわゆる格差社会の見本のようでびっくりだ。
腐った街の奴らに洞窟の住人達は赤子のように皆殺しにされる。あっという間であった。それをみた主人公は、自らも油をかぶり死ぬ。
息子は父の女と赤ん坊を馬に乗せて、どこともなく立ち去って行く。
はじめに出てくるおとこのこは監督の実の子。この映画に出る7歳まで会ってもいなかったそうだ。
最後にトンネルを掘ってるのは監督自身。まさにモグラだ。牧師の息子はカナダの画家。
障害者はスタッフが集めてきたそうだ。
ほとんど素人で、みなが監督の言うことをとても忠実に守ったそうだ。
暑い砂漠での撮影では動かないでと言われてずっとじっとしていて、熱中症になった人もいたとか。
初めの女はどっかでスカウトしたが名前も不明で、撮影後は行方不明に。
ファッションは言うまでもなくとてもかっこいい。下着まで絹を着て気持ちを高めてある。
「子供は親を追い越すために親を殺そうとするのだ。親は子供に負けてやる。これがよいのだ。」
「自分は父親に嫌われて子供の頃から触れてもらったこともなかったのだ。父はとても恐い存在だった。」
「自分の子供達は、親の私が有名で可哀想だ。みながそれぞれの違った道に進んだ。」
「子供の時は父に気に入られるために女装をさせられていた。親戚のおばさんと父が仲よかったので、女の格好で父に気に入られるようにと思った。」