スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。映画の感想を書いていきます。(^o^)

アンジェラ 2006年 リックベッソン監督

パリに出てきたが、借金まみれでヤクザに追われるトルコ人?のアンドレは、顔もイマイチで、何をしてもうまくいかずに、人生にウンザリしていた。そういうわけでセーヌ川の橋から身投しようと考えた。しかし同じ時、同じ橋でやはり身投する女を見つける。川に落ちた女を救うべく川に飛びこむ男。何とか、助けあげてみるととても美しい女で名前は、アンジェラだという。
この女が、いわゆる天使だったのだ。絶望しているこの男を助けるために空からやって来たというわけだ。うん?
女は彼の借金をあっという間に返してやり、うまくいくように取り計らってやるのだった。
だが本当の目的は、彼が本来の自分に自信を持ち、ガチガチの殻から出て自由になり、現在を謳歌できるようにしてやることであった。
結構難しいタスクであった。骨の折れる仕事であった。かれは自分をダメ人間だと思い込み、その殻から出ようとはしなかった。
かれを立ち直らせなければ、アンジェラは天に再び帰れないのだった。
しかし、アンジェラが本当の天使である事に気づいた彼は、変わろうとするのだった。
「you cann change 」と盛んに押して来るアンジェラ。
目を開くと、パリの美しい街がみえるのだった。セーヌ川が流れていた。
美しいと彼はおもった。今のこの瞬間をいきること、愛しくおもうことができて、
彼は生まれ変わった気分だった。アンジェラありがとう。それに、アンジェラ、俺は、お前を愛している。
任務を終えたアンジェラは、再び天へと帰っていくことになっていた。一人涙ぐむアンジェラも、実はブ男のアンドレを愛してしまっていたのだった。しかし、別れなければならない運命であった。
アンドレが顔を上げた時には、もうアンジェラの姿はなかったのだった。外に出てあてどもなく探すアンドレ。広い街にもがらんとした広場にも、彼女の姿も影さえもなくなっていた!ショックを受ける男であった。 

ベッソン監督さんはこれで終われなかった。先輩であるカラックス監督の「ポンヌフの橋」の二番煎じをやってしまったよ。
しつこくも、天に上がろうとするアンジェラを探し出し腕を掴んで離さないのであった。そして最後には地上で彼と一緒に過ごす人生を決めたのだった。まさか!
なぜフランスの監督はこうなってしまうのか?とってもいいところで、終わってたのに、なぜまた天使なんかを探すの?
ああいうものは、何度も現れないよ。二度と現れないとも言える。監督の傲慢としか言いようがない。
せっかく白黒映画で、余白を持って進めてきたのに、なぜ全部ひっくり返してダメにしてしまうの?またしてもフランス映画は、お国柄でしょうか?それとも仏では、そういう暗黙の規則でもあるのですか?
これは不思議で理解不能である。監督の非力としかいいようがない。。
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