スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。映画の感想を書いていきます。(^o^)

獣の戯れ 1964年

短編であろう。映画では若尾文子が奥さん役で演じているが、これは不味かった。若尾文子は気品のある役が似合ってるから、このような支離滅裂な女のサガのような汚い話は似合わない。何不自由のない社長の奥様家業である。社長は年なのに女と遊んでいて、バーの女に入れあげていた。そんな社長のところに若い大学生がバイトにやってくるが、とても大学生には見えない俳優であった。妥当な俳優はいなかったのか。
俳優の当て方が何かええかげんである。ええかげんな気持ちで作った映画かもしれない。ええかげんな内容の小説なのだからしょうがないけどね。
男の名前は幸二 といってハンサムな感じ。奥さんも彼に好意をいだく。あたりまえの筋書きだ。
乱れて遊ぶ社長のことで、奥さんを心配する幸二であった。奥さんはただ、若い青年をからかう様な
軽い気持ちで彼と接していた。
とうとう二人で、社長が女と過ごしているアパートに行くことになった。なぜそうなったのだろう。
わざわざ夫と女が戯れているa へ妻が若い男と一緒に見に行くなど悪趣味でありますね。
そこで青年は 旦那をスパナで殺してしまう。そして刑務所にはいる。数年間のお勤めを果たして出てくるが、待っていたのは奥さんと彼に殴られて 障害者になった元社長の旦那の二人だった。
自分が殴って、そのため刑務所にまで入った原因である旦那の家に旦那と奥さんとわかものの三人で住むことになった。
いったいこんなことが可能であろうか?
奥さんは温室を作っていて、珍しい植物を沢山作り売る商売をはじめていた。いかにも金持ちの奥さんの道楽から始まった仕事であるね。若者は当座この仕事を手伝うことになる。
そんななか、奥さんの色っぽい仕草が気になるのであった。しかし旦那がいつもいるので奥さんとは密接にはできんし、その押さえつけられ禁じられた色恋が、かえって彼には強く芳しく迫りくるのであった。そしてとうとうある夜のこと、奥さん迫る若者、そしてとうとう奥さんは彼のものになる。
しかしその一部始終を旦那は大目を開けて見ていたのだった。それに気がついた二人は旦那を
殺す。そして青年は(えらい老けた青年だが)今度は死刑になる。奥さんも無期懲役
丘の上には、三人の墓が並んで建てられた。青年は死ぬ前に墓は決して彼らと並べてほしくないと訴えたにもかかわらず。ひねくれた三島らしい発想かもしれない。
この作品にどういう意味があるのかスッポコにはわからない。
かなりまどろっこしい内容でイライラするお話でした。心の健康には良くないでしょう。

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