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スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。映画の感想を書いていきます。(^o^)

午後の曳航 (えいこう)1976年 日本 アメリカ共作

三島の問題作をサラマイルズと歌手のクリスクリストファーソンの共演で、描くのだが、この内容も、三島らしく、真っ黒である。ただ外国映画の作りになっていてそれのみが救いかもしれない。
「曳航」の読み方がわからないと言っていると、弟が(えいこう)と読むんじゃよ教えてくれました。

未亡人には、13歳の少年が一人いる。夫人は一人身を寂しく思いながらも、子育てを真面目にやっていた。そんなおり、大きな船が港に着き、船乗りがやって来た。それは日焼けしてたくましい海の男であった。一目見て未亡人も少年も彼の虜になる。それほど逞しく、海の風の香りがするいい男であった。男の中の男とでもいうべきか。いつの間にか少年の母は船乗りと
深い仲になっていた。もうお互い離れられないので、船乗りは、岡に上がることを決心する。つまり少年の父親になるということだ。少年の父はたぶん海で亡くなっていた。母は雌として男をもとめているように少年にはおもわれた。すべて大人のエゴだと見えたのだ。
実は少年はエリート集団の少年で作った秘密クラブに入っていた。その事をクラブの首領に話した。
首領も少年の失望にいたく共感し、堕落した大人を、やっつけようということになった。やっつけるというのは殺すと同義語であった。まず、海の話を聞きたいといって男を誘い出し、眠り薬入りの紅茶を飲ませるのだった。そして前もって準備した刃物で、切り裂くという計画であった。少年たちは、以前からネコを殺して練習をしていたので、案外難しく考えてもいなかった。
そして少年たちの計画は実行されたのだった。
以前からこの少年は母と男の寝室を穴を開けて覗いていた!そして母と男のことをよく覗いててみていたのである!
これはもう犯罪だよね。殺人の罪も犯してしまう少年。
実は三島は信仰を持たないいやもちたくてももつことができないかわいそうなひとだとおもうよ。彼はとてもかわいそうな人、救いを求めたが救われもせず苦しみもがいたのかもしれない。
だが、精神科の医者ならば、かれを分析出来たはずだ。ただその結果は表沙汰にはなってはいないがね。誰か分析をした人があったかもしれない。
冥福を祈ろうとおもう。不幸だった彼のために。






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