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スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。映画の感想を書いていきます。(^o^)

アルバート氏の人生 2011年 アイルランド

f:id:dekochanya:20160125132016j:image女なのに男の格好をしているアルバートという女。ホテルのボーイとして住み込みで長年働いている。お金を貯めて、店を開くのが彼の夢だ。ある日ホテルにペンキ職人のペイジ(イギリス訛りでパイジ)がやって来て、アルの秘密を知ってしまう。しかし彼はアルの秘密を守る。なぜなら彼も実は女だったのだ。お互い男からの暴力を避けて逃げた同士であった。長身のジャネット  マクティアがペイジの役である。

アルバートを演じるのは熟女のグレンクローズだそうです。悪役が多いが、なぜこの人が脚本 演出などしてそんなにこの役に入れ込んだのかはわかりませんが、男役というのをやってみたかったのではないでしょうか。 またうまく似合ってますしね。
この顔はみおぼえあり。f:id:dekochanya:20160125083026j:image
ペンキ職人のペイジが女と結婚して平和に暮らしているのを見てアルもメイドの一人と結婚してみたくなる。そのメイドは若い男との子供ができて、一緒に暮そうと言われていたが、どうもその話はいつわりであった。女とと赤ん坊は捨てられると推察したアルはそのメイドに 言い寄る。
コツコツと貯めたお金は、一軒の小さい店を出せるほどにもなっていた。
「一緒に小さい店でも出して楽しく暮らそうじゃないか。」「マトモにキスもしてくれない男とどうやって暮らすのか?」それは鋭い質問であった。アルは本当は女なのだから、男のようなキスは無理だろう。アルは、メイドの女にさっさとふられてしまう。ペンキ屋のペイジにしても、全く男のように見えはするが、最初に出てきたときから、違和感があったのをスッポコ谷は見逃していませんでした。何かが変だ。ホルモンはウソつかない。
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アルバートは本気でメイドと生まれてくる赤ん坊を守ろうと思っていた。赤ん坊が、孤児のように捨てられるのは、許せなかった。アルバート氏は自分も孤児のように育ったので、その苦労が身にしみていたのだ。若い男は結局、メイドを捨ててアメリカに行くと言い出した。若い二人の喧嘩を止めに入った
アルは、突き飛ばされ茫然となる。変態じじい扱いであった。そしてそのまま、自分の部屋に入り、静かに横たわり目を閉じた。
二人でたのしく暮らすことを夢見て。それだけが、彼の唯一の幸せの象徴であったから。
次の朝、ベッドで冷たくなっているアルバート氏が見つかった。医者が呼ばれ、診察した医者は、大いに驚いた。彼が女であることを発見し驚く。ホテルじゅうの人たちも、あっと驚く。
そしてアルバート氏のお金はホテルの女主人のものになった。メイドは赤ちゃんを産み ホテルで住み込みのままであった。赤ん坊の名は 「アルバート」と名付けられた。
ペンキ屋のペイジがやって来た。ペイジの妻は流行病で亡くなっていた。アルバートの思い出に浸り、メイドと話している。若いメイドは、ペイジと一緒になってもよいとおもえるのだった。自分を守ろうとしてくれたアルバートにひどいことをしてしまった。アルバートは人間として、弱い女の味方だったのだ。
アルバートが死んだ今、ペイジが女でも結婚を受け入れることができるメイドであった。