スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

太陽と月に背いて レオナルドデカプリオ1995 年

フランスの詩人、ランボーとベルレーヌのはなしなんだけど悲しいかなフランス語がよくわからないのでふたりのことが半分もわからんのです。フランス語の持つ魅力、魔術はやっぱすごいよね。

日本語でランボー読んでも分からんわ。フランス語は無意識の層に入り込む言語だとおもう。だから、聞いてても心地よく、一辺倒ではなく複雑になっている。ただフランスは治安はあまりよくないらしい。
ランボーはパリに出てきて、すでに名の売れた詩人のベルレーヌと出会う。二人は意気投合していや、ベルレーヌがランボーに惚れ込んで、首ったけになってしまう。ランボーは17歳ぐらい。ベルレーヌは結婚して妻子持ちの中年男だった。彼はお酒が好きだった。酒を飲んでは詩を作った。男同士で愛し合うようになり、ランボーもそれに応える。二人は旅に出るが、ベルレーヌの奥さんは、子供もできるしで、夫に家にいて欲しいと懇願した。しかし知らぬ間にランボーと旅立ってしまった。ふたりは愛し合うが、やはり最後の時が来るのだった。二人はけんかする。血気にはやるランボーの激しさに、ベルレーヌはついて行けず、ついにはランボーの耳を切るという事件になる。
これで全てが終わりになる。ミューズの神に見放されて、放心状態で、すごすごと奥さんのいる家に帰るベルレーヌであった。たしか警察沙汰にでもなったのかも。
ランボーはというと燃え盛る恋の炎も消え果てて、一人旅にでてしまう。もう詩を書くのは
お終いにした。筆を折る、というのだそうだ。何故だろう。ランボーに詳しい中原中也が言っているが、それは正しかったのだと。そういえばニーチェリルケも、真実とは、非常な恥ずかしがりやであり、それを求めすぎて近寄り過ぎたり暴いたりすることは、してはならない事、と記していますね。
つまり同じようなことがらんぼーにもおこったのであろう。
ランボーは天才をほしいままにした詩人であった。その詩人 が、詩をやめるというのは、どんな意味があるのか。
それで彼はアフリカにわたって、商人になった。武器とかいろんな物を運ぶんだが、砂漠は暑かろう。
それで、病気になって、風土病かなあ いや梅毒かなにか。アフリカでは暮らせなくなって故郷のママのいる家にと帰るんだ。本当は違うかもしれません。本当はマルセイユで客死であったらしい。
 
デカプリオ熱演、若くて綺麗だ。
f:id:dekochanya:20151230213747j:image  f:id:dekochanya:20151230230533j:image 若き日のランボー
 

 

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