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スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。映画の感想を書いていきます。(^o^)

小さなお家 2014年公開

第二次世界大戦のまえなので昭和の初期ですよね。赤い屋根に白い壁、そんな小さな洋館風の家に

東北から若い女の子が住込の女中としてやってくる。サラリーマンの家庭で、夫婦と男の子の三人かぞくである。だんなは温厚そうな人だし奥さんは綺麗で楚々としているしで申し分のない家庭。しかし7歳ぐらいの男の子が熱を出して小児麻痺だと医者に告げられる。エライコッチャなと思う。しかし
誠実な女中のタキは毎日子供をおんぶして遠い医者にかようのであった。その後も毎日坊ちゃんの足のマッサージをして必ずなおすのだと努力をおしまなかったのである。その甲斐あって、ぼっちゃんは普通に歩けるようになり、健常者として育つのである。ある日、あの温厚な旦那様が、若い会社の男を連れてくる。芸術担当の美術学校を出たおとこであった。その男と奥さんはたがいにひかれあうようになってしまう。満たされた主婦生活も本人から見れば隙間だらけっていうわけか。皮肉にも彼の見合い写真を持ってたびたび下宿にあがる女主人であった。あるひ帯の結び方が反対になっていることを見て、タキは胸につよい不安が走るのであった。あの奥様は不倫をしているのかもしれない。
そう思うだけで、この平和な家が家庭が、粉々になってしまうのではないかと心を痛めるのであった。若い男に赤紙が来て、出兵する前日に彼に会いに行くといって聞かない奥さんを、必死に止めるタキ。行くともう何もかもとりかえしがつかなくなるだろう。そう予感したのだ。奥さんを落ち着かせ手紙を書かせて彼のところにタキがもっていくというのだが。
空襲が始まって、家も焼かれおぼっちゃまの行方もわからずじまい。ただご主人と奥様は 二人が抱き合うようにして、防空壕で死んでいた。やはり夫婦とはそういったものだ、といたく感心する私であった。そうして戦後になり女中のタキも白い頭になり年取とりすぎたと自分でも口にするようになった。
偶然にもおぼっちゃまはあの空襲を生き延びて今も生きていることを知るタキの親戚の若者であった。また奥さんが 恋い焦がれたあの男も戦争から生きて帰ってきていたことを知る。彼はかなり有名な画家になって絵画を発表していた。その絵がいろいろなことを知るてがかりになったのだ。
死んだのは奥様と旦那様だけだったのだ。なんか皮肉やなー。そんでこの映画はタキの葬式から始まるので、タキの代わりに親戚の大学生が動くのである。タキの書いた自叙伝的物語を辿る形ですすんでいく。
最後おぼっちゃまに会うのだが、いろいろ感慨にふける人々であった。 戦争でばらばらになったひとびとがいた。かれらもたくましく生きたのだった。というお話。いやあ恋愛が盛り上がらないし、
若いおとこの生活感が全く感じられなくて不思議な感じだったわ。あんな紙の人形のような人間がいたらご飯もいらんし布団もいらんわ。紙に恋愛などできんわ。山田洋次かんとくだけあって
老年のタキが倍賞千恵子で、芸術家のおとこが吉岡秀隆でやっている。美人の奥さんは撮影慣れてない松たか子だった。べつにどうってことないが、別の役者さんいなかったの?少し物足らないな。洋次監督も老境にはいられたのだろうね。もう誰でも良いが、でも一番働いたのはご主人様だとおもいますよ。立派な旦那ぶりでした!そりゃそうだわさ。後で調べたら片岡孝太郎だったとわね。あの片岡孝夫(片岡仁左衛門)の息子ですね。私は父親の孝夫さまが大好きでした。あの色男。日本一や。ビックリポンや。道理で演技がマジでぶれてないとおもったよ。では、皆さま今日はこれでさらばじゃ。

 

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