スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

カプリコン・1

f:id:dekochanya:20150723214855j:image1977年…・猿の惑星が1968年だから、それより9年も後に作られている。でも猿惑の方が新しい感覚に満ちている。なんというか宇宙モノだからその辺は同じなんだけど、期待したほどは、おいしくもなかったシュウクリームを食べちゃった満腹感がまとわりつく。

3人の宇宙飛行士がロケット発射前に政府筋から拉致されて、いかにも火星で、探索している様に見せかける演技を強要されて、ある建物に閉じ込められる。アメリカンピープルは火星ロケット大成功の報告を受けて、大喜びしている。しかし本当は全部うそで政府内部のでっちあげであった。NASAの機材を使わせて貰って撮った映画である。閉じ込められて、宇宙にいる様な演技を毎日していることに大きな疑問と腹立たしさをもち、脱走を試みる3人。やっとのことで外に出るが、そこにはアリゾナの大きな砂漠が待ち受けている。しかも逃げる3人はヘリコプターから射撃されて追いかけ回される。
用済みになったら殺されることになっていたのだ。確かにひどいアメリカのプライド。
だが1人のNASAの通信士が、宇宙船との交信がおかしいことに気づき、まるで地球の何処かと交信しているようだと言い出す。それでこの人も消されてしまう。消された通信士の不思議な話を偶然聞いていた弁護士が命懸けの調べをして、真実をつきとめていく。政府は火星に行ったロケットは帰路についたが、何かの故障で爆発し飛行士たちは死んだと発表。それで、残された遺族たちの奥さんや子供たちは、大金をもらったが、英雄のパパの遺影を偲んでは泣いていた。精神的に苦しみほとんど病気のようになっていた。
大きな葬式を国がだしてくれた。集う遺族たちはただうなだれて立っているのがやっとだったが、くにの関係者たちが英雄を讃える言葉もきこえていないようだった。
だが、奇跡は起こった。死んだはずの男たちが道の向こう側からこちらへ走ってくるではないか。
大きく手を振って、こちらへ走ってくる。それは死の谷をくぐり死闘から生き残ったボロボロの服を着た宇宙飛行士たちの姿だった。
最後のスキップのような走りがすごくかろやかですごい。でもやっぱりなんか変なところもたくさんありすぎる映画ではある。さばくのなかの逃避行は芝居を盛り過ぎでギブアップしちゃいました。
後はよろしくです。
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