スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。映画の感想を書いていきます。(^o^)

セラフィーヌの庭

絵を描く女の話だ。映画の感想としては、是とも非ともいえない。なぜなら本人の主観が抜け落ちた虚しさがあるからだ。作りすぎていないところがかえってよかったかもしれません。キリスト教がでてきますから。実際に実存した人らしいですな。セルフィーヌ・ルイというらしい。次々と出てくる絵は本物らしい。あるちょいと抜けた家政婦がいて、太っててのろまでどうしようもない。それに不潔である。でも絵を描くのがメッチャ好きで、いつも夜は部屋に篭って描いて描いて描きまくるのだった。ある日、彼女の絵がある画商にみとめられて絵を買ってもらいお金を貰う。そのお金で絵の具を買ったり食物を買ったりして、それ以後は、寝食を忘れて絵を描き続ける。素晴らしい絵がたくさん完成するのだった。最後は教会のミサ用の純白のドレスを買うのだった。この純白の服にはキリスト信仰の敬虔なる信心が込められていて、これを着ると彼女は巫女のようになってしまうのだった。あまりにも激しい信仰心は彼女を奇人変人にしてしまう。村の家々の扉の前に何か変な物を置いていくのだった。人が話しかけても上の空で返事もできない。彼女はいつの間にか、精神に異常をきたしていたのだ。それもありえそうなことだろう。

彼女にはもう両親もなく、頼れる人もなく、女一人で貧しい中を生きてきたのだ。その要因だけでも、おかしくなるのに充分だとも言えよう。信仰だけが彼女を支えて来たのだろう。絵は 戦争の為に、売れなかった。売れる自信もあったし、売れる価値もあったのに、と彼女は大落胆する。精神の異常はその為に促進される。かのじょは夢の中でのみ生きているのだった。現実はつらく冷たい。もうこれ以上辛いことは必要ないだろう。彼女は自分のつらいだらけの人生より、夢の方を選んだのだろう。病院に保護されて生活する。そこで大きな木や美しい野原を見つめ、キャンバスのようだとおもうかのじょ。
いつかこの風景を絵に描こう…。そんな思いが心をよぎるのだった。
それはともかく同情はよそう。のろのろした人の良さそうな様子の女にも毒はある。見た目のごとく
意地が悪く、常識もなくルールが守れない人が多い。盗んだりまではしないがこの映画の如く
是もなく非もない面白味のない人間である可能性はかなり高い。このうすのろした、人の良い仮面の下に毒があるとすれば、チェっと舌打ちでもしたくなる。実際にわたしはこのような人にちょっとひどい目に遭ったことがある。その一言をいうためにわざわざセラフィーヌの庭を選んだのだ。悪かったでしょうか。
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