スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

スクルージ クリスマスキャロルの感想。1970 公開

アルバート フィニー という俳優がやってるクリスマスキャロルのミュージカルけいの映画だよ。初め私はクリスマスキャロルで調べていたのでどうしてもみつからなかった。人に教えてもらい「スクルージ」という題名の映画だと知った 。何度調べてもディズニーのジムキャリー主演映画が出てきてしまいはたはた困っていたのだが。やっと1970年作製のアルバートフィニー主演がみつかった。教養あふれる彼の表情はどうやって作っているんだろうと、いつも気になる。教養ある人の顔は、たいていどんな場面でも美しくなりたっているのが映画の世界観らしい。彼はそういう雰囲気の俳優だ。私は教養と気品ある顔の人にメッチャ弱いので、だまされやすい人間なんじゃろう。気をつけねば。

この映画はとてもおもしろく作ってあって、歌もすばらしい。for he's a jolly good fellow やthank you very much などの外国ではよく歌われる歌が日本ではステキに新鮮にひびく。子供と一緒にみても楽しめるが、大人の方が楽しめる映画だろう。イギリス人ディケンズ原作でイギリスの民衆を簡潔にえがいた映画である。。代表はなんてったって、スープ屋トムだ。うらぶれた様子のトムはしがない屋台でスープを売っていて、スクルージに借金をしている。トムはもちろん町の誰もがスクルージに出会わないことを願っている。借金の催促をする彼は皆から忌み嫌われていたのだ。彼の葬式の日に大喜びして街じゅうが踊り歌いまくるパレードは圧巻だ。その他に、過去、現在、未来の幽霊が次々に、スクルージの姿を彼自身に見せるのだった。それは醜くも寂しく胸が引っ張られるような悲しい自分の姿であった。その時に出てくる幽霊達はハリーポッターを超えた芸術性を持った幽霊達である。
いやはや感心するばかり。
クリスマスマイブの夜に彼の心にキャンドルが灯り奇跡がおこりはじめる。かわいそうな病気の子供のために何かしてやろうと骨を折る優しい彼の姿はいじらしい。病気の男の子の青白い顔も本当に不安をそそる演出である。この少年の歌声も胸を打つ。スクルージの心には本当はやさしい心が残っていたのだった。おとなもこどももたのしめるクリスマス映画ですね。言うまでもありませんが
原作はイギリスの文豪のチャールズディケンズです。。

 

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