スッポコ谷の楊貴妃

もうすでに還暦女子。すっぽこだにで瘀血と戦ってます。ホテルの換気扇が嫌いすぎて旅行できないのが悩み。

カリギュラ 1980年 伊 米 合作 監督ティントブラス 等

マルコムマクダウェル(オレンジじかけの時計の主人公、)、やピーターオトゥールなどを使って撮られた作品である。

変わった作品でぶっ飛んでいるので、当時は、騒がれて物議を醸し出した。それは、この映画がまるっきりポルノだからだ。見てはいけません、いや、一見の価値あり、といろいろな噂がとんだので、どれが正しいのか分からなくなっていた映画であった。

カリギュラ効果という言葉もあり(ちょっと古かったか)、ただ、(カリグラ皇帝)というのは本当にいたらしい。

 

多数に男女が裸でたわむれるその様は、天国か地獄かといったところだ。

ティベリウス帝(ピーターオトゥール)が亡くなり、(これはがカリギュラたちが暗殺したのだが、)、若きカリギュラが皇帝となった。めちゃくちゃなことばかりしても、皇帝だから許されていた。男や女をいたぶり、退屈を紛らすのだった。

皇帝の座についたマルコムは、近親相姦の妹が亡くなってから、徐々に気がおかしくなっていった。

美しい妻とも別れるし、家臣も気に食わぬ奴は、どんどん消していった。

この本妻は、とても美しく、輿のようなものに寝そべっていて、若い男たちに性的な奉仕をさせているのだった。美しいので、目の保養になる女だった。

皇帝に子どもはいなかった。妹の子は近親相姦の子になるため、産んでおらず、また本妻にも子供はいない。

新しい、元気な娘を無理やり婚約者から奪い、子供を産ませた。婚約者は、殺された。

公開出産で生まれたのは女の子だったので、気を落とすが、王子が生まれたと宣言したりして、気がおかしいことがわかってくる。

その他にもおかしいことを言い出す。愛馬を大臣にすると言ってきかぬのだった。家臣らが呆れている間にも、

 

レズビアンあり、ホモあり、いろいろな乱行が繰り返され、それに明け暮れるので、さすがに、飽きてくる。

ただ堕落して、人間らしさを失っていくことの恐ろしさがかんじられる映画だ。

最後は、元老院の妻などにも参加させて元老院の妻は、色気狂いということになっている。彼ら総勢を集めて盛大な乱行パーティーを開かせて悦に入って見回る気狂いの皇帝となっていった。

彼に哀れさは感じれない。同情もできない。歯止めのつかない人間の堕落であるとみるのが、賢明であろう。ただ自分もカリギュラと同類だと思わないためにも、どこかで一線を引いておかねばならないだろう。

彼は自分が神であるとまで言い、自分は不滅であると言い放つ。家臣と国民を自分のものにしようと試みるのであった。

神であるはずの彼にもついに刃に、倒れる時がくるのであった。

 

 

新・カリギュラ [DVD] NLD-003

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朝ドラ わろてんか 2017年 後期

わろてんか、主人と二人で見ています。パパは、風景だけで、どの辺りかがわかるそうです。

ほんまかいな、上賀茂神社だー、とか言ってね。

ただ、パパは自分で筋書きを頭に書いていていつもおかしな予想を立てているので、困ったものだ。

 

でもこのドラマ、あほのドラマかと思っていたが、どうもそうじゃなくて、筋描きとかもしっかりしてそう。

松坂桃李が出て来た時点で、これはダメかもと直感したのだが、

ポンポンポンよりは、ましか。あれは本当に、歌先行のポンポンポンで終わったよね。

 

主人公てんのお兄さんが、結核で、死にそうになっている。てんの家は大きな薬問屋で、まあ、重労働というものがない。勉強のできる優しい優秀な兄は、あれ誰やの?

 

この結核というやつが、スッポコは本当怖いのよね。うちの場合、父の弟は末っ子で、世が開けて来ていた。

アメリカ在住の、大伯父さんが、なんと、西洋の薬を持ち運んだ!運の良い奴。

そして、その薬を飲んでメキメキと回復。

思うに、抗生物質というものだろう。抗生物質マイシン系であろう。

 

 

この薬があれば、てんのお兄さんも助かるのだがのう!

 

笑いを愛した吉本せい (洋泉社MOOK)

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NHK連続テレビ小説 わろてんか 上

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吉本せいと林正之助 愛と勇気の言葉

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吉本せい お笑い帝国を築いた女 (中経の文庫)

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ポケット般若心経 大栗道栄著 (高野山真言宗 大僧正) 2008年

10年ほど前に買った本である。

何か般若心経について解釈を求めていた時だった。

久々の開いてみると、小さなポケット版だが、中々丁寧に書かれてあるようだ。

六根、六境、六識を合わせて一八界というなどの、知らなかった知識的なことがかいてあるではないか。何れにしても、これらは存在しないということである。

十二因縁というのもある。

これらのことをちゃんと、抑えてお経を読むと少しだけ分かりやすくなる。

昔は、お寺参りの信仰心のあるおばあちゃんが多くいて、皆が連れ立ってお寺へと集まったものだ。

わたしもそのおばあちゃんに連れて行ってもらいお寺まで行くのが、ピクニックのようなきがしていた。

あわよくば、お菓子なぞ買ってもらえるかもと。だが田舎だったので、店はなくただ土埃の道が、ご馳走であった。

お寺はその当時老人クラブのサロンようなものであったのか、いろいろな情報を交換しおしゃべりをしてかえるのである。

 

それにしても、私は、そのおばあちゃんにほとんど怒られたことがなく、いつも可愛がられた。

顔はツルツルしてまあるくちいさなお月さんのようであった。

 

なぜ私はあのおばあちゃんから遠く離れ、鬼、邪のような生活を歩んでいってしまったのか。

 

ことある苦難のたびに、このおばあちゃんは、仏にすがり拝んできたのであろうことは、今になってわかるのだった。

 

ポケット 般若心経 (中経の文庫)

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ポケット般若心経 講談社の実用Book (大本山読経CD付き)

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あの会社はこうして潰れた 帝国データバンク 藤森徹 2017年

うーん、この本のことは書くなよ!    気の優しいパパが言ったが 、そんなことを守るような女じゃないのです。

 倒産の憂き目に遭ってしまった企業をその原因を探る著者である。

飲食店業  、数々の製造業   、エステなどのサービス業などなどです。

数百年の暖簾を守る老舗でも、経営においてどうも甘さが出て来てしまい、困ったことになる。

初代の家訓は遠くなり、時代の流れが読めなかったりするのである。しかし、個人の能力には限界がある。良い助言者も中々得難いものである。

一時期大ブレークしても、流行り廃れは必定である。調子に乗って、店舗を数多く広げたり、販売をドット増やしたりで、流行が終わってしまい在庫だけが、山のように残ることになる。

店舗を作った借金が返せなくなるので、とても危険です。

こんなことは素人にも分かり切ったことですよね。

本業をコツコツ開拓することもせず、ついつい財テクに手を出すと、ギャンブルのように中毒になり、

億単位の借金を抱え込むこともある。

こうならないように、注意すべきである。驕りは、商売にとっては敵である。

敏感に、消費者や、社会の動きを感じ取る柔軟な心が大切ではないだろうか。

競争も激しい時は、価格を下げるばかりでは、お客は引いて行くし、予約を入れても、食べれない店とかは敬遠される。スッポコは行列の店にはいかないだろう。精神的に損である。都会では何でもかんでも行列である。あんなことができるなんてきっと修行者たちがいっぱいいるのだと思う。

あのような商売は、客を愚弄していることにはならないだろうか?